福島県大熊町のイチゴ植物工場、JAが適用外農薬を納品・全量廃棄に
福島県大熊町にて、町が出資して設立した「ネクサスファームおおくま」が運営する大型のイチゴ植物工場(太陽光利用型)では、法律で使用が認められていない農薬を使用し、7月に予定していた初出荷が遅れることになった。
イチゴの栽培に使う農薬をJA福島さくらに発注したところ、誤って本来はイチゴ栽培には使えない農薬が納品された、という。
残念ながら、本来使用できない農薬を使ったために出荷できなくなり、イチゴを全てを廃棄処分する。
今後は、ネクサスファームから損害賠償請求を受けた上で補償金について協議し、支払う予定。
同社が運営するイチゴの太陽光利用型植物工場では、施設面積が「2.2ha」、イチゴの周年生産を目指し、一季成りと、夏秋には四季成りイチゴを栽培・収穫する予定となっている。同施設におけるイチゴの初出荷は、8月中旬になる予定。