タイ・バンコク「サイアム高島屋」日本産イチゴが1パック3,500円で販売
タイのバンコクでは、2018年11月に高島屋がオープン。その他にも、伊勢丹や東急などの日本の百貨店が多く進出している。
バンコクのショッピング モール「アイコンサイアム IconSiam」に高島屋が入っている。GRAの太陽光利用型植物工場によるイチゴ「ミガキイチゴ」ブランドの商品は、1パック250gで、約3500円(1000バーツ)にて販売されていた。
スーパーで売られるイチゴの10倍以上の値段だが、こうしたイチゴ商品も、1日20パック程度は売れる、とのこと。タイからの日本への観光客も多く、富裕層も増えている。日本式のサービスや品質を購入できることから、現地の評価も高いようだ。
一方で、タイにおける伊勢丹は、1992年に開店。顧客は70%がタイ人で、25%が外国人観光客、5%が日本人。売り上げは堅調だが、地場百貨店などが集まる中心地にあり、担当者は「他店と違いを出すのが課題」と指摘する。
外国人観光客には、周辺国(ベトナム、ラオス、カンボジア)から訪問する富裕層も増えている。タイは東南アジアのショッピングの中心地に成長しているようだ。
参考記事
石田コーポレーション、四季成りイチゴ「信大BS8-9」を栽培。星空観測もできる夜間の観光農園をオープン
米子や松江を拠点に事業を展開する㈱石田コーポレーションでは、間限定でイチゴの収穫体験ができる観光農園を鳥取県日南町神戸上にオープンした。
運営元は、グループ会社の農業生産法人日南シルクファームが、遊休ハウス5棟(合計:1,000m2)を借り6千株のイチゴを栽培。
定植株数は「6,000株/10a」四季成りイチゴ「信大BS8-9」を栽培
標高約600メートルという日中でも涼しい環境、かつ、夜間の温度も冷えることからイチゴ栽培には最適な場所でもある。
栽培品種は、暑さに強い四季成りイチゴ(夏秋イチゴ」の【信大BS8-9】を栽培している。一般的な養液土耕による高設栽培を採用。
インバウンド強化のため、周辺でのホタルや星空の観察と連携しながら、イチゴ狩りとともに農園内で星空の観察ができるよう整備する。
北海道の新たな一季成り品種「ゆきララ」、「けんたろう」の切り替えを目指す
北海道内で1番人気がある品種といえば、一季成りイチゴ「けんたろう」。栽培エリアが、比較的涼しい、北海道のため、一季成りイチゴの収穫が終わる5月末よりも長く、北海道では6月下旬頃まで収穫している生産者も多い。
「けんたろう」は、北海道立道南農業試験場で「きたえくぼ」と「とよのか」を交配し、2004年に品種登録されたもの。
そして今回、この「けんたろう」に代わる新品種として一季成りイチゴ「ゆきララ」の試験栽培と、北海道内で初出荷がスタートした。「ゆきララ」は北海道立総合研究機構花・野菜技術センター(滝川)が2017年に開発したもの。
一季成りイチゴ「ゆきララ」の特徴
- 粒が大きく、そろっており、収穫や選果の作業負担を減らせる。
- 咲かせる花が少ないため、栄養分が分散せず、実は大粒になる。
「けんたろう」の場合、食味は良いが、花を多く咲かせて実を結ぶため、規格に合わない小粒も多く、収穫、選果作業の負担が重い、という課題がある。こうした課題を解決するため新品種「ゆきララ」に期待が集まっているようだ。
東電グループの火力事業、太陽光利用型のイチゴ植物工場『東京ストロベリーパーク』にて七夕イベントを開催
東京電力ホールディングスの火力事業会社、東電フュエル&パワーでは、2018年4月末、横浜火力発電所構内に、イチゴのテーマパーク『東京ストロベリーパーク』をオープンさせている。
パークでは、太陽光利用型・イチゴの植物工場により、周年生産を実現。観光農園として清潔な室内となっており、床はコンクリートに整備されている。
なお、現在は「株式会社JERA」が運営元となっているようだ。同社は、東京電力グループと中部電力とが共同で設立した火力発電会社であり、2019年(平成31年)4月には、東京電力フュエル&パワーと中部電力の日本国内の火力発電所も承継している。
2019年6月22日(土)から7月7日(日)の14日間、東京ストロベリーパーク初となる「七夕イベント」を開催される、という。
東京ストロベリーパークの概要
■名称: 東京ストロベリーパーク
■住所: 〒230-0053神奈川県横浜市鶴見区大黒町 11-1
■面積: 約 10,000 ㎡
■営業時間: 平日11:00~16:00/土日祝日10:00~18:00
■定休日: 水曜日
■アクセス: JR「鶴見駅」から横浜市営バスで約 15 分
■駐車場: 無料(収容可能台数:約 150 台)
■パークの構成: 全5施設
各施設の特徴
①STRAWBERRY FARM(ストロベリーファーム)
概要:通年でイチゴ狩りを楽しむことができるイチゴハウス(首都圏初)。ハウス内はピンクを基調とした色合いとし、空調が効いている快適な環境でイチゴ狩りが可能(HPより完全事前予約制)。また、コンクリート床を使用し車いすの方も通りやすい広々とした空間を確保。
料金:以下のとおり(全て税込み)
栃木県の新品種「栃木i37号」が2019年冬に登場
栃木県の農業試験場・イチゴ研究所が開発した新品種「栃木i37号」の苗提供がスタートした。今回は最大5戸の限定提供で、主に観光いちご園が中心。今年2019年の冬から実際に「栃木i37号」のイチゴが、限定的に食べられるいちご園が出現する、と予想される。
引用記事;